熱量
子どもに理科を教えていると、普段の生活のいろんなことが理科と結びついていることに気づかされます
飽和水蒸気量について教えているときに、洗濯物はなぜ雨の日には乾かないかという話をしました。私もその時まで意識していたわけではないですが、よく考えると雨が降って濡れるから洗濯物は乾かないのではなく、湿度が高く洗濯物の水分が蒸発できないから乾かないんだろうと思い、子どもにもそのように教えました
また、冬にストーブをつけると部屋が温まるけれども、部屋の窓はややしっとりと濡れているのは、外の空気が冷たく窓付近では露点に達しているからだということも思いつき、そのような話もしました
なぜ、部屋を暖めるとき、部屋でお湯を沸かすのかというのも、空気温度が上がると飽和水蒸気量が増加し、湿度が下がる、すなわち空気が乾燥する。空気が乾燥するとそれによりウイルスに感染しやすくなる(なぜかは知りません)。だからそれを防ぐためお湯を沸かすんだよといった話もしました。
子どもと一緒に中学受験に向けた勉強をやっていると、身近ないろいろなことが実は学校で習ったことで説明できることに気づきます。こんな年になって気づいても仕方がないのですが、学校で習ったことは大人になると役に立たないと言っているのは、実は役に立つことに気づいていない人のたわごとなのかもしれません