学校の薦める保険は加入したほうが良いのか
私は世の中の保険という保険全てにおいて加入することには懐疑的です
保険自体が、一定の確率に基づいて発生する事故について、耐えられないほどの経済的打撃を伴う場合にやむなく入るという理解をしていますので、耐えられるレベルの事故についてはそもそも保険には入りません。
この考え方をするだけで、結構な保険が加入対象外になります(携帯電話や家電の保証など)
また、例えば医療保険であれば健康保険がカバー、所得補償保険であれば雇用保険がカバーといったように、多くの事故がすでに各種セーフティネットで守られているということも、保険への消極的な姿勢につながっています。
そのため、加入しているものは、火災保険と地震保険と個人年金といった入らないとローンが組めないなどどうしようもないものや税制上のメリットがあるものに限定されています
そして、今回中学入学にあたって加入を推奨されている保険も現在のところ懐疑的です
簡単に内容を見ると、個人賠償責任保険特約付きの傷害保険についてあたかも入学する学校特別の保険のように見せかけており、その内容であれば火災保険にすでについている個人賠償責任保険と別の安い傷害保険への加入で事足りると考えています
例えば、自転車保険の加入は義務ですという宣伝にだまされそうになるのですが、これも自転車保険という保険があるわけではなく、個人賠償責任保険に加入していさえすれば問題ありません。ささいなところですが、保険はなにかいつも騙されているような気がする点も、私が懐疑的になる一つの理由かもしれません。